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 また、小野瀬壽君からの手紙を掲載します。

手紙(共通の感動)

 ヒガンバナに魅かれ、紅葉に、渓谷の水しぶきに魅かれて通ううちに、いつかは同級生たちと伴にしたいと思うようになった、と書かれています。

 しかし、それは「そういうもの」である小野瀬君であるからであって、出世街道をまっしぐらの方などの中には、植物や風景の美しさなどに、まったく無頓着の方も多いのです。

 花が咲いているかどうかなんて気にならないし、海を見ても山を見ても感動しない、という人はたとえ世界中の富を得たとしても、貧しい生活なのではないでしょうか。

 一方、良寛さんのように生活は貧しくても豊かな精神生活を送った方もおられます。

 良寛さんの本名は山本栄蔵ですが大愚(たいぐ)良寛と号しました。

 同じく禅門の世界的な方で鈴木大拙(だいせつ)という方もおります。 

 考えてみるとどちらの名前もMost Foolishの意味になりますね。

 本来はGreat Foolishなのでしょうが、本人たちはそう思ってはいないのでしょう。

 いや、気がつかないのかも知れません。小野瀬壽君がそうであるように・・・。

 小野瀬君は言います。

 「でも、それ以上に、このような私の思いに共感していただける同級生達がいることはもっとうれしいです。」

              共感=共通の感動

 これが、この心の働きが大切なのです。

「ささやかでも誰かに伝えたい、一緒に感動したい!」

 この気持ちを持ち続け、日々、目を輝かせて生きること、これが豊かな人生を送る秘訣です。

 同級生同士の共通の感動、何と豊かなことでしょう!

「Great Foolish」への道は共感することから始まります。

 ビル・ゲイツ氏とスティーブ・ジョブズ氏は共通の感動を持てたのでしょうか?

  純粋さ 共感したい生き方は 大愚良寛 大拙鈴木   安正
 小野瀬壽君は「花の写真ニュース」の原稿と共に、必ず便箋に自書したものを送ってくれます。

1 お手紙

 私はこの小野瀬君の手紙を読んで、”Stay Hungry. Stay Foolish.”という言葉を思い浮かべました。

 これっぽっちのささやかなことのために4年もの歳月をかけ、その上時間と交通費をかけて何回も下見をするとは、なんとFoolishなことよ!そしてHungryなことよ!

 でも、それはジョブズ氏にも負けないほどの価値ある”Stay Hungry. Stay Foolish.”なのです。

 価値とはなんでしょうか? 価値=地位・名誉・お金・いのち・愛・生き甲斐・・・なんなのでしょうか?

 かつて、「砂粒(すなつぶ)に世界を 花に天国を 手中に無限を 一時(ひととき)に永久(とわ)を」と言った方がおります。

 これにはもう、どんな億万長者もジンギスカンもアレクサンドロスも、かなわないでしょう。

 かといって、ジョブズ氏をけなしているわけではありません。

 ジョブズ氏の生き方も価値あるものです。

 というと、再び「価値」とはなんぞや、ということになり、循環論法に陥ってしまいますね。

 ここから脱却するためには「戦いを勝ち抜くか、人道を貫くか」を読まなければなりません(宣伝です)。

 名言は一人歩きをするものなので、気をつけなければなりません。

 私の好きな「雨ニモマケズ」も作者の意図とは正反対に使われました。

 アジア太平洋戦争の戦意高揚のために、そしてその後の高度経済成長を鼓舞するために・・・。

 ”Stay Hungry. Stay Foolish.” もこれから、いろいろな使われ方をすることでしょう。

山河風狂禅僧ウィリアム=ブレイク
山河風狂戦いを勝ち抜くか、人道を貫くか
HP「ハングリーであれ。愚か者であれ」ジョブズ氏スピーチ全訳
1満穂さん

2満穂さん

 石岡市在住の父方の従姉弟(いとこ)矢篦原満穂(やのはらみつほ)さんが亡くなりました。

 私より8歳上のクラシックのピアニストでした。

 戦前生まれでピアノを持っていた方は珍しかったようです。

 なにせ私が子供のときは小学校にさえピアノが無く、ピアノのある素封家まで行って合唱コンクールの練習をしたのですから・・・。

 その素封家の娘さんも満穂さんの影響でピアノを始めたようです。

 もちろん私も影響を受け、自宅まで押し掛けて行って習いました。

 教職に就いてからは音大のピアノ科へ生徒を送り込む優秀なピアノ教師になりました。

 私のピアノの恩師、海老沢澄子先生とも親しい間柄だったようです。

 晩年は不自由な体にもめげず、朗読のCDやエッセー集を発行し、読み聞かせや音声ライブラリーのボランティア活動をしていました。

 自分のことよりも他人を気づかう「そういうもの」でした。「そういうもの」とは私が尊敬する人物のことです。

 優しい笑顔と玉を転がすようなお声、それに自立した明快なポリシーが思い出されます。

 どうか、安らかにお眠り下さい。


3満穂のへや


4満穂のへや

ブログ カテゴリ「そういうもの」という方々
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クリック→旧矢篦原家住宅  満穂さんの父上は旧矢篦原家の方です。建物は重要文化財に指定され、横浜の三渓園に保存移築されました。

 唯一、屋内の造作や展示物を見学することができます。

 また、茅葺屋根を守るため、いつでも囲炉裏に火が入っているので、冬には囲炉裏火に手をかざしてみるのも一興でしょう。

 何百年もの間煙にいぶされた柱や板壁はまるで黒真珠のようです。
 朝日新聞が沢田研二のデビュー前から今までのことを何回かにわたって特集しました。

 昨日の記事が最終回です。

ジュリー1

ジュリー2


「60歳になったら、言いたいことをコソッと言うのもいいかな、と。いま憲法は、改憲の動きの前でまさに『窮状』にあるでしょう。言葉に出さないが9条を守りたいと願っている人たちに、私も同じ願いですよというサインを送りたい」

 とのことで「我が窮状」を作詞したそうです。

 作曲は大野克夫、クラシカルで格調の高い名曲です。

 これらのことは映画「シンドラーのリスト」を創ったスピルバール監督を思い起こさせますね。

 彼もそれ以前の作品は全てコマーシャルベースのものでした。

 この「我が窮状」は、ジュリーのそれまでの作品とは違う沢田研二の作品として「シンドラーのリスト」と同じく、歴史の一頁に記されることでしょう。

 沢田研二が「そういうもの」であったことを嬉しく思います。

 「そういうもの」とは私が尊敬する人物のことです。

クリック→我が窮状
1山下

 作り手は学習を続けよ。

2山下)