FC2ブログ
 愛用していたガルモント社のエナジーというテレマークブーツが壊れてしまったので、スコット社のブードゥーを買いました。

 目白のカラファテ店主の北田啓朗さんとは、ちょうど50年の付き合いになります。

 親切に応対してくれた名物店員の中根穂高さんとも何十年かになるでしょう。

 テレマークと岩登りで困ったときはカラファテに。これはこの道を歩む人の常識。

 と、いうことで私は50年も、この道を歩いてきました。

 岩登りはピアノ演奏に影響があるので2,3年で止めてしまいましたが、山登りとテレマークスキーは今でも続いています。

 テレマークブーツのブードゥーは去年生産中止になった名器です。今年からはNTNのみになりました。

 なので、絶滅危惧種の最後の逸品を手に入れたことになります。

 さすがはカラファテ。

 何十年ぶりかで妻を同伴して北田さんに会いに行った甲斐がありました。


DSC02385scott.jpg
スコット社のブードゥー
 長年愛用していたテレマークスキーの靴が壊れてしまいました。

そのガルモント社のエナジーいという靴は廃版となり、スコット社のシナジーにとって変わったとのことです。

 それを履いてみたら、足首はきつくて入らないし、母指球の曲がりは柔らか過ぎてよじれてしまうし、全く非なるものでした。

 ところが、それは旧モデルだからであって、新モデルはそんなことはないとのこと。

 何が何だかわかりません。

 どうしてこんなことになるかというと、テレマーク人口が少なくて道具の品ぞろえが悪いからでしょう。

 もはや、テレマークスキーはトンツー無線通信やガラ系携帯電話と同じく過去の遺物となってしまいました。

 シールを張って山に登るためのスキーはアルペンスタイルが主流になってしまったのです。

 技術革新によりスキー板もスキー靴も限りなく軽いものができるようになりましたから。

 小難しいテレマークターンは必要なくなり、アルペンターンで十分なのです。

 そこへ持って来て、NTN(ニューテレマークノルム)というアルペンシステムと同じで、ただ踵が上がるだけという道具がつくられました。

 ワンタッチ着脱で開放もするのでゲレンデでチャラチャラ滑るには便利ですよ、というわけです。

 なので、これからのテレマーカーは二手に分かれていくことになるでしょう。

 細板皮靴を使う人たちとNTN派と。

 細板皮靴やケーブルビンディングで滑ることが、なぜ楽しいかというと、いろいろな滑り方ができるからです。

 十人十色。同じ滑り方をしている人は、いないといってもよいほどです。

 これほど創意工夫が認められ評価される世界はめったにないでしょう。

 ケーブルビンディング用の新しい靴を探さねば・・・。


DSC02259gal.jpg
ガルモント社のエナジー
 2/21、栂池高原スキー場で行われた第4回ワイルドドンキーカップに出場しました。

 ワイルドドンキーカップは細いスキー板と革靴とかかとの上がるビンディングを使ってテレマークターンで旗門を通過するディアルスラロームレースです。

 道具仕立てはテレマークスキーかクロスカントリースキーかになりますが、それぞれエッジのあるなしや、登るためのうろこのあるなしの違いがあるのでスタートの時間差が細かく分類されます。

 私はフィッシャーの 56ミリ幅のテレマーク板とスカルパの2バックル革靴を使ってエントリーしました。かなり、しっかりした道具仕立てでしたが、競技用クロカンを使った藤井選手に初戦で敗退しました。

 問題は革靴なのです。以前からワイルドドンキーカップには出たかったのですが、革靴が壊れてしまったので出られません。板は使えるものがけっこう残っていますが、革靴は消耗が激しいので破損廃棄になってしまっています。今回はアウトドアウェアを作っている榎木さんの右用の靴と私の残った左用の靴を使い、2足分から1足を調達しました。

 実は1/19、中学校のスキー教室で主催者の園田さんとすれ違いしたことが分かり、その後強く勧められたので、なんとか出場したい思いで考えたことなのです。

 結果は底抜けに楽しいものでした。要するに往年のテレマークスキー名レーサーたちの同窓会なのです。北田さん・榎本さん・南藤さんなど、今でも夢に出てくる方たちと再会しました。特に南藤さんはブルースマンの滝さんから消息を聞いていたので堅い握手と共に目頭に熱いものが。聞けば体調が悪いので今回は滑らずに役員として参加とのこと。その情熱たるや、頭が下がる思いです。

 レースの結果は小笠原選手や上記の藤井選手など若い方々が上位を占めました。若者たちにしっかりと技術が受け継がれていることに感激です。

 北田さんの開会のあいさつは「道具も古くなっていますが、人間も古くなっています。手入れを怠りなく心して滑って下さい」。

 皆さん、けがもなく、無事に終了。よかった。良かった。


1 テレマークスキー ワイルドドンキーカップ
ワイルドドンキーカップ

2 テレマークスキー ワイルドドンキーカップ
ワイルドドンキーカップ

3 テレマークスキー ワイルドドンキーカップ
ワイルドドンキーカップ

4 テレマークスキー ワイルドドンキーカップ
ワイルドドンキーカップ

5 テレマークスキー ワイルドドンキーカップ
ワイルドドンキーカップ
 ノルディックウォーキングをご存知でしょうか。

 2本のストック(ポール)で身体を前に繰り出しながらリズミカルに歩くことです。

 公園などでよく見かけますが、山に行くと登山者の半分以上がやっています。

 こんなに流行るとは思ってもみませんでした。

 もともと、フィンランドのストックメーカーがストック処理のために考えたその場限りの商法だと思っていたからです。

 私は、フィンランドのナショナルチームが恥ずかしそうにセールスをしていたことを覚えているのですが。

 ところがそれが大当たり。今では、ストックはスキーだけでなく、登山用とノルディックウォーキング用と一人が3種類持っていても不思議ではありません。

 その後、運動効果も解明され、クロスカントリースキーやテレマークスキーの陸上トレーニングに最適とされた上、老若男女すべての人の有酸素運動に有効とのお墨付きを得ました。特に高齢者が安全にウォーキングを楽しむ方法としてうってつけのようです。

 今日の朝日新聞にはその様子が詳しく報道されているので、ぜひお読みください。

 さて、私のことですが。

 山に入るとき、ふもとの藪で適当な棒きれを調達してストックの代用にしています。

 岩場になって手も使わなければならなくなると、その場にそっと置いて行きます。

 ひと山越えて、なだらかなところに出てくると、誰かが使った棒きれが置いてあるので、それをまた使います。

 何のことはない、棒きれのシェアリング。

 ボーっと生きてる人間にはボーが味方をしてくれるのです。


1 915 朝日新聞 be 9面 続・元気のひけつ
9/15 朝日新聞 be 9面 続・元気のひけつ
 第39回ハイランドカップスキー大会に出場しました。

 考えてみると71歳にして、アルペンレースにデビューです。

 何十年もテレマークレース一辺倒でしたから。

 そのテレマークレースが無くなってしまったことと、パラリンピックを見て深い感銘を受けたことによってアルペンGSに参加する気持ちが湧いてきました。

 今、多くのスキーヤーは、レースではなく、技術選を目指す方向に傾いています。

 技術選は人が点数をつける相対評価、レースは言うまでもなく、時計が判断する絶対評価。お勉強が好きな人は前者を、お遊びが好きな人は後者を選ぶような気がするのですが。

 音楽もそうですが、スキーも楽しいからやるのであって、もともとは遊びなのですが、いつの間にか、お勉強にしてしまいます。日本人は何とお勉強が好きなのでしょう。

 私の場合は、いつの頃からか何か1つ絶対評価のつくものをやっていないと人生のケジメが付かない心境になってきてしまいました。

 山と音楽の先輩の紙谷さんに言われたのです。

 「山屋は甘い、点数がつかないからね。ジャズメンの考えも甘い、点数のない世界にいるからね。人生は、ごまかして生きちゃ、つまんないものなんだけど……」。それ以来、何か点数がはっきり出るもので勝負をしたいと思っていた。これでやっと、わが人生に点数がついた。(奇跡の軌跡より)

 ところで、順位は70歳代17人中11番でした。

 ちょうど良いところでしょう。

 武田信玄は、半分勝つのが最上、と言っているので・・・。


1 第39回ハイランドカップスキー大会

2 第39回ハイランドカップスキー大会
第39回ハイランドカップスキー大会

3 表彰式
表彰式