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             泣き言はいわない


       山本周五郎              新潮文庫

1 表紙
           表紙 

 私は、旅行はもちろん、登山や川下りにでも本を持っていきます。
 9/18~22 にかけて唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳縦走の山旅では、この「泣き言はいわない」をザックに忍ばせて行きました。
 1日目の宿泊地、唐松岳頂上山荘で最初の頁を開いて驚きました。

2 一歩ずつの人生 
        一歩ずつの人生 

 出来過ぎ、とはこういうことを言うのでしょう。偶然手にした本に書いてあることが状況と一致していたのです。

 次の日は雨のため近距離の移動しかできず、山小屋での時間がたっぷりありました。私が小型ラジオで天気予報などを聞いている間、妻にこの本を渡すと、長い間読みふけっていました。
 妻も最初の文章にびっくりしたようでしたが、そのあとの文章にも引き込まれていったようです。
 
 この本は山本周五郎の作品のエッセンスだけを抜き出したものですから、どこから読み始めてどこで終わっても構いません。もちろん読み通しても良いし、ワンセンテンスだけを読んでも良いでしょう。ゆえに、今回のような旅の友には最良と思われます。

 人生の指針となるような本との出会いは100冊に1冊あれば良い方で、1000冊に一冊ほどかもしれません。
 99冊、あるいは999冊の無駄を省きたい方におススメします。