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 白馬大池山荘を出たときから雨模様です。

 出発を躊躇している方も多かったのですが、傘をさして5時半に出ました。

 風がなければ傘は快適です。

 「山で吹かれりゃよ~若後家さんだよ~」という歌のとおり、恐ろしいのは風ですから。

 小蓮華岳への登りは花崗岩が風化したフリクションの良い道なので傘をさしても安心です。

 小蓮華岳は白馬岳を大蓮華岳と言っていたころから一対の山として大切に思われてきました。

 雨は降ったり止んだりです。天気が悪いと雷鳥がハイマツ帯から出てきてくれるので悪いことばかりではありません。天敵に狙われにくいからでしょう。

 白馬岳から少し下った白馬山荘で大休止をしました。

 さあ、いよいよ白馬大雪渓の下りです。

 大雪渓は殆ど登りに使われ、下りのルートを選ぶ人はあまりいません。

 どうしてでしょう。滑るからです。ところが、私はスキーヤー、滑るのが大好き。

 スキーを付けないで靴だけでも少しは滑れます。

 棒切れがあればグリセードや又セードもできるのですが。

 コツは足をそろえないこと。テレマーク姿勢といって足を前後にずらすことで安定します。

 小雨の降る中、傘をさして、2m・3m刻みに滑っていると、アイゼンを付けた重装備で登ってくる団体さんが拍手をしてくれました。

 ところが、調子に乗りすぎ、足がそろって尻もちをつき、そのまま尻セード。赤恥をかきました。

 尻もちだから良かったようなもの。もし、転倒していたら擦り傷ぐらいは負ったでしょう。

 私は血液サラサラの薬を飲んでいるので、止血用紙・スポーツテープ・固定紐などを携行しています。

 水晶小屋で2つの布団に3人で寝た時の隣の方が、私と同じ方法で止血していたので驚きました。岩角で切ったとのことです。ちなみに私は、その時の4泊5日で膝がしらに蚊に刺されたほどの傷を1つ付けただけでした。

 白馬尻小屋に着いたのは1時半。ラーメンがないのでうどんを食べました。

 白馬尻小屋は雪崩のため、毎年、組み立てと解体を繰り返す小屋として有名です。

 猿倉で10分ほど待つと、白馬八方へのバスが。

 2時間に1本ほどしかないので幸運でした。

 ちなみに、全行程を通じて、傘をさしてアイゼンなしの夏靴の人は私の他におりません。

 会う人ごとに、寒くないか・滑らないか・カッパはないのか、と言われましたが、ちょうどいいです・滑ります・カッパも持っています、などと答えました。

 たぶん、奇人変人の部類に思われたのでしょう。

 危険な場所ではしっかりとキックステップをして降りたのですが・・・。


1 雨模様
雨模様

2 小蓮華岳
小蓮華岳

3 雷鳥
雷鳥

4 白馬岳
白馬岳

5 杓子岳
杓子岳

6 白馬大雪渓
白馬大雪渓