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 石川さゆりさん、令和初の紫綬褒章の受章、おめでとうございます。

 名作「天城越え」と石川さんの歌唱力についての論評が昨日の東京新聞コラムに掲載されました。

 歌には「聴き歌」と「歌い歌」があるとのこと。

 久々に「聴き歌」が評価を得たことが、私もうれしくてなりません。

 大衆音楽は常に芸術性と大衆性のせめぎ合いの中に存在しています。

 その割合を決めるのは誰あろう。大衆であることは、どなたもお分かりでしょう。

 ですから、どのような歌が評価されているかをみると一般大衆のレベルが一目瞭然です。

 平安初期の歌謡集梁塵秘抄を今見ると社会性も哲学性も、ともに一般古典文学よりも上をいっているような気がしてなりません。

 あと100年もたったら「天城越え」も、そのような評価がなされることでしょう。

 NHKの朝ドラや大河ドラマの音楽も大衆音楽になると思うのですが、このところ一段とレベルが上がってきたことがうれしくてなりません。

 特に「いだてん」の音楽担当をしているジャズミュージシャンの大友良英さんは大衆性と芸術性を結びつける天才です。

 先日のN響とのコンサート番組では、その最新のヘテロフォニー性をいかんなく発揮してくれました。

 「いだてん」の音楽も、「あまちゃん」のテーマのように甲子園などでも使われることでしょう。


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5/21 東京新聞 筆洗