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 子供のころ、天にも届くかと思うような2本のケヤキが身近にありました。

 その大きさは1本が森のようで、もう1本が林のよう。片方が少し小さいので幼い私にはそのように思えたのです。
 
 夏じゅう、その森と林の中で遊んでいました。

 日が影ってくると寒いほど。そういう時は葉煙草乾燥小屋の火にあたりながら番人に遊んでもらいました。

 大木の下は夏でも涼しさを通り越して寒いくらいだったのです。

 その後、70年近くたっても、それ以上の大木を見たことがありません。

 100名山を半数以上のぼり、里山も数多く歩いたのですが・・・。

 たぶん、子供の視点と大人の視点の違いが原因でありましょう。

 あの大河とも思えた巴川も、今行ってみると数メートルほどの川幅しかないのですから。

 走っても走っても走りつくせなかった小学校の校庭も今見ると猫の額ほどです。

 今歩くと5分ほどの通学路も30分ほどかかったように思えてなりません。もちろん、セミをとったりヘビを追いかけたりもしましたが。

 要するに自分の体の小ささや視点の低さが周りの物を大きく、そして距離を長く感じさせていたのでしょう。

 これらの幼少時の体験や経験が成人後の人生を決めるカギになった方が大勢おられるのではないでしょうか。

 
幼き日睦みし樹や川学び舎の寸法測る古希の一尋(ひとひろ)


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