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 今日の朝日新聞に「想像力が人生切り開く 浅田次郎さん、読書を語る」との記事が掲載されました。

 読書は勉強だと思わず、本で遊ぶことが大切、今で言えば、ゲームソフトの山の中に入ったという感じで。

 ということは、まず乱読を推奨しているのでしょう。乱読は精読につながりますから。
 100冊ほど乱読すると精読する一冊が見つかります。
 よく、誰かさんが勧めるこの一冊、のような記事を目にしますが、私は納得したことがありません。
 どうしても自分で探さないと満足できないのです。

 小説の効用って想像力の涵養(かんよう)です。

 単に文章を目でなぞっただけでは何の感慨もわいてきません。
 頭を働かせて想像して初めて場面や筋道が理解できるのです。
 テレビや漫画は想像する前に画面や絵が出てきてしまうので「想像力の涵養」にはなりません。

 ものを考える想像ができていないと、ものを作り出す創造ができない。創造はものを作り出すだけでなく、、自分の人生を作り出していくことにも大きく関わります。

 その通りでありましょう。創造は目に見えるものを作り出すことだけではありません。むしろ目に見えないものを創造することこそ、その神髄でありましょう。人生の創造とは正にこのこと。

 今でも僕は 1日4時間は読書し、年間300冊は読みます。

 年間300冊を読破する方は作家でなくても、けっこうおります。
 女優でミムラから改名した美村里江(みむらりえ)さんは住まいの他に読書室兼書庫のマンションを別に持っているそう。
 週刊ブックレビューの司会をしていた児玉清氏は自宅がまるで図書館のよう。可動式の書架がいくつもあるとのこと。
 同じ週刊ブックレビューによく出ていた中江有里さんも有名な300冊女優。
 芦田愛菜さんに至っては小学生の時から年間300冊を読破していたそうです。

 私はというと、実は私も年間 300冊は超えています。
 40年ほど前に一家6人で川口市に住むことになったとき、それまで持っていた軽トラック1台分ほどの本を全部処分しました。
 それ以来、図書館通いですが、その記録が 1年ごとにまとめて全部残っています。

 山登りは一つの山に登ると、そこから見える隣の山も登りたくなります。読書も同じで本を読むと、その中や末尾に出ている本が読みたくなります。

 これらのことを記事の中で浅田次郎氏は、
 一つのものから次の星、次の星に行けるように宇宙が開ける。この面白さを早いうち方から経験していただきたい。それが人生を開き、将来の底力になります。
 と、記しています。

 私はこの読書案内カテゴリ名を「人生一編読書万編」としていますが、浅田次郎氏は「人生一星読書万星」といいたいのでしょう。
 読書で宇宙が開ける。現実にはハヤブサ2がありますが、哲学の宇宙・医学の宇宙・昆虫の宇宙・海の宇宙、そして人生の宇宙、行く先に限りはありません。


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8月25日 朝日新聞 26面 「想像力が人生切り開く」