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     ニュー・チューリッヒ管弦楽団

サントリーホール             2015年4月21日



1 ニュー・チューリッヒ管弦楽団
1 ニュー・チューリッヒ管弦楽団


 スイスの新進オーケストラ、ニュー・チューリッヒ管弦楽団のコンサートに行ってきました。
 
 中堅どころが揃って手堅くまとまった2管編成の好ましいオーケストラです。

 指揮者のマルティン・シュトゥーダーはバーンスタインふうの明快な指揮をしていました。

 1曲めの「フィガロ」は小手調べの感じがする淡々とした演奏でした。

 2曲めのロドリーゴ作曲「田園協奏曲」は隠れた名曲です。芸術的には「アランフェス協奏曲」よりも上位でしょう。
 第一楽章はテンポ132、1拍3拍を強調した民族音楽ふう。第二楽章はテンポ60、ゆったりした短調のアランフェスとはまた違ったタイプの名旋律で始まり、アップテンポの長調になってからまた短調にもどるという長大なもの。アランフェスのように、これだけでも1曲として成り立ちそうです。第三楽章は速い3拍子の軽快な舞曲ふうロンド。
 ところで、この曲はフルート協奏曲には違いないのですが、ホルンとの二重協奏曲と言ってもよいほどのホルンの超絶技巧が随所に出てきます。ロドリーゴはギターとフルートとホルンを知り尽くした作曲家なのですね。
 再び、ところで、この曲が作曲されたのは1978年ですから現代音楽になるわけですが、なんと上品でこころ豊かな音楽なのでしょう。
 喫茶コーナーで同席した老紳士は「早速、CDを買いに行く」と言っていました。
 フルート奏者のフィリップ・ユントと「田園協奏曲」に乾杯!(一杯やりながら書いています)

 3曲めの「2つのフルートのためのリゴレット幻想曲」は知っているメロディーが随所に出てく楽しいものです。
 フルート奏者佐久間由美子さんの低音の豊かさに驚きました。くだんの老紳士によると佐久間由美子さんは有名な方なのだそうです。

 休憩を挟んだ最後の曲「チャイゴ」は圧巻でした。「チャイコフスキー作曲交響曲第5番ホ短調作品38」をクラシック小僧は「チャイゴ」と言います。私も高校生のとき、スコア片手に必死になって聴きました。
 マルティン・シュトゥーダーの指揮はテンポを揺らして極端に歌い込むことをせず、チャイコフスキーの激しい感情表現を知的に捉えた好ましいものです。
 交響曲なのに協奏曲とも思えるようなクラリネットの重々しいサブトーン、地の底からの唸り声のように聞こえたのは私だけでしょうか。


2 サントリーホールアプローチ
2 サントリーホールアプローチ

3 ロビー
3 ロビー

4 喫茶コーナー
4 喫茶コーナー

5 C13列14番座席から
5 C13列14番座席から
 この席は写真のように右手にある幅20cm長さ1mほどの仕切り台がテーブルのように使える建築構造上の特別席です。

6 チケット
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