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          日本の珍地名

      竹内正浩       文春新書697


 浮気(ふけ・うき)十八女(さかり)などの伝統的珍地名の紹介ではなく、平成の大合併で発生した珍地名を考察する新書です。

 まえがきのタイトルは「合併か経済破綻か」。
 そもそも、なぜここまで大規模な合併が必要とされたのだろうか。合併すれば、赤字高コスト体質は改善するのか。そして自治体の適正規模とは何なのだろう。

 あとがきのタイトルは「誰も大合併を望んではいなかった」。
 要するに、町村合併とはいっても、実質的にひとつになったのは首長と議会と予算だけで、中身は別々なのだ。一種の町村連合なのだった。(中略)
 かくして累々と奇妙な地名の山が築かれ、うち捨てられた集落が各地に残されていく。平成棄民といったらいいすぎだろうか。


 わが川口市でも平成の合併は大きな騒動になりました。川口市・蕨市・鳩ヶ谷市の合併協議会が新市名を「武南市」と決めてしまったからです。蕨市と鳩ヶ谷市は小ささで全国一二を争う市なのですが協議会では対等、その2市が連合したゆえのことでした。
 確かに「武南」という小地名はあるのですが、旧広域地名の武蔵国の範疇ではむしろ「武北」に当たる場所なのですから、元から間違っているのです。当然、川口市は合併協議会から離脱しました。
 後に鳩ヶ谷市が詫びを入れてきたので鳩ヶ谷市だけは川口市に編入されましたが、蕨市は今でもそのままです。
 ですから、蕨市が日本一小さな市であることは間違いありません。

 「歴史のないものはない(6/9朝日新聞)」を読むとお分かりのように、多くの地名は1300年前の大宝律令により整備されました。それ以前から何千年も続いている縄文時代の地名もあります。これらは国宝といってもよいものでありましょう。


1 日本の珍地名
日本の珍地名

2 リミックス地名番付
リミックス地名番付

3 ブランド地名争奪番付
ブランド地名争奪番付

4 小手先変更地名番付
小手先変更地名番付

5 難読・誤読地名番付
難読・誤読地名番付

6 歴史のないものはない(6.9朝日新聞)
歴史のないものはない(6.9朝日新聞)
コメント
この記事へのコメント
川口が合併して良い事があったのかな~。

私事ですが、ふれあい館はゆったり取れてたのに、鳩ヶ谷と一緒になってから、日にちに規制がかかってうるさくなった。

館長だけが市の職員で後は退職後のパート職員に代わったので、行くたびに顔ぶれが変わって落ち着かない。

市の財政の為か合併の為か良くわからないけど。

文化祭も誰が責任者だか良くわからない。

大きすぎても良くないみたい。
2016/06/21(Tue) 19:07 | URL | hana | 【編集
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