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 1万円札は単なる紙切れなのに、今のところ10000円分の金と同じ価値があります。ところが、1円玉と同じ量を印刷したらどうなるでしょう。いうまでもなく、1万円札は 1円玉と同じ価値になってしまいます。すなわち、1万円札が10000円の価値をもっているということは、そういうことをしない、という信用の裏付けがあるからなのです。

 私が思うに、日常に通用している言葉も貨幣に似て、あまりにも数多く使われすぎると、価値が下がってしまうのではないでしょうか。そしてついには全く逆の意味にさえなってしまうのです。

 古くは貴様・お前・てめえ、最近ではすごい・こだわる・やばい、中ぶらりんのものでは煮詰まる、など。

 要するに、当たり前のことを必要以上に強調されると、人は疑いを持ちはじめ、ついには逆の意味に感じてしまう、ということなのでしょう。

 すでに、このことはホームページの「あなたを信じています」で示しています。

 同じように感じる方もいるとみえて、今日の朝日新聞には後藤正文氏が「絶対、大丈夫」の不穏さ、という記事を書いています。

 政治家や芸能人など有名人は、あまりにも当たり前の言葉は繰り返し使わない方がいいですよ。

 言葉のインフレーションは避けなければなりません。

 言葉は貨幣と同じように信用の裏付けがあって初めて通用するものなのですから。

        取り戻そう 言葉と文字の力を


1 912 朝日新聞31面 「絶対、大丈夫」の不穏さ
9/12 朝日新聞31面 「絶対、大丈夫」の不穏さ
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この記事へのコメント
特に気になる言葉
 特に政治家の言葉は気になりますよね。最近では「丁寧に説明する」「再発防止につとめる」などがあります。
2018/09/13(Thu) 07:55 | URL | 小野瀬壽 | 【編集
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