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 豊田のJazz Clubラソンブルで行われた「Duo Bleu村上ポンタ秀一×服部龍生」を聴いてきました。ドラムと6弦ベースだけという究極の編成です。
 キャパ50の内 10以上がミュージシャン、まさにミュージシャンズミュージシャンのコンサートでした。

 ポンタさんのドラミングには無駄な音が一つもありません。それでいて何という音の豊かさ。パーカッションセットはなくドラムセットだけ。シンバルやドラムの革をこすったり、響き線を手ではじいたりもします。それなのに奇をてらったところが全くなく、すべてが音楽的です。無駄な音がないということは1つひとつの音にみな意味があるということ。しかも重い意味があるのです。軽々しい音は一つもありません。どんなに小さな音でもズシンと胸にひびいてきます。
 2部最初のドラムソロは圧巻。決して大げさな表現はなく、淡々とした物語を展開し、その中に自分の人生をきっちりとまとめました。修羅場をくぐり抜けてきた百戦錬磨のベテランだけがなせるわざといえましょう。

 龍生さんは名前のとおり龍が天空に舞い上がるような演奏をする方です。生まれた龍が数々の苦難に合いながらも、それを乗り越え、おおらかに成長した姿ともいうべきものを見せてくれました。しかしそこに、てらいやこけおどしは全くありません。あるのは、ルートとメロディーを弾き分ける驚くべき能力、1か所のミスもない確実な運指、ループやエコーそれに減衰機能などを自由自在に操る機材の知識、そして、何よりも創造の湧き出る豊かな泉という、たぐいまれな方です。

 では、どんな曲なのかと聞かれると困ってしまうのですが、既成の曲は一曲もありません。すべてオリジナル曲。リズムも4ビートとか8ビートといえるような一定のものはありません。もちろんリズムの流れはあるのですが、良い意味での緩急自在・種々雑多。曲想は幻想的かつ宇宙的です。そうワールドミュージックを超えたスペースミュージックとでもいえるでしょうか。

 このような進取の気鋭に富んだ企画を取り上げてくれたディレクターのMiiさんに深く感謝します。
 また、ベースの長谷川さんやピアニストの奥様、作曲家の風間さん、ラソンブルでライブ活動をしている面々などと、旧交を温めることができたことにも感謝します。
 いろいろとありがとうございました。


1 Duo Bleu村上ポンタ秀一×服部龍生 Jazz Club ラソンブル
Duo Bleu村上ポンタ秀一×服部龍生 Jazz Club ラソンブル

2 Duo Bleu村上ポンタ秀一×服部龍生 Jazz Club ラソンブル
Duo Bleu村上ポンタ秀一×服部龍生 Jazz Club ラソンブル

3 Duo Bleu村上ポンタ秀一×服部龍生 Jazz Club ラソンブル
Duo Bleu村上ポンタ秀一×服部龍生 Jazz Club ラソンブル

4 Duo Bleu村上ポンタ秀一×服部龍生 Jazz Club ラソンブル
Duo Bleu村上ポンタ秀一×服部龍生 Jazz Club ラソンブル

5 Duo Bleu村上ポンタ秀一×服部龍生 Jazz Club ラソンブル
Duo Bleu村上ポンタ秀一×服部龍生 Jazz Club ラソンブル
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