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      南極のペンギン

高倉健 著  唐仁原 教久 画      集英社



1 nannkyoku
南極のペンギン

 俳優 高倉健の10編のエッセーにイラストレーターの唐仁原 教久(とうじんばら のりひさ)が画とイラストをつけた絵本です。

 語り口は子供けなのですが、内容は深く、実質的には大人向けでありましょう。

 主題のペンギンも1人として数えると、10人の人との出会いと別れがつづられています。

 僕の名前は 高倉健。
 映画俳優の仕事をしている。
 もう40年以上も 映画のしごとをしている。
       中略
 南極へも行った。北極へも行った。
 そこで、いろんなことを、見たり、聞いたりした。
 そして、いろんなことを考えたりした。
 これから、そんな話しをしよう。

 「アフリカの少年」は車の中から目が合っただけの少年との心の中での会話。砂嵐に堪える少年を助けるのは簡単だったが助けなかった。それはなぜか。

 「ふるさとのおかあさん」 
 おかあさんが死んだとき、僕は「あ、うん」という映画の撮影中だった。
         中略
 きゅうに、むしょうに、おかあさんと別れたくなくなって、骨をバリバリかじってしまった。
 そばにいた妹たちは、「お兄さんやめてッ」と悲鳴をあげた。

 子供には恐ろしいかもしれませんが、読み進むとその訳が分かってきます。

 少年のように純粋な心を持った高倉健が数知れぬ人との邂逅の中から10人を選びました。しかも半数以上が遠い異国の人たち。

 私は「邂逅の前に凝視がある」との言葉を恩師から教えていただきました。

 まさに高倉健は自分を凝視するために遠い異国の地まで出かけたのでしょう。

 そして、同じ恩師の言葉で 「邂逅から開眼」と。

 すなわち、凝視→邂逅→開眼、を著したのがこの絵本です。


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コメント
この記事へのコメント
健さんの映画も余り見たことないし人間性は寡黙で芯の強い人のような信頼できる人ではないかと思っています

いろんな才能を持った人なんですね

チョット難しくて理解が出来ないのですみません
2019/08/20(Tue) 19:46 | URL | hana | 【編集
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