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 梅の花夢(いめ)に語らくみやびたる 花と我(あ)れ思(も)ふ酒に浮かべこそ

 梅の花が夢に出てきて語るには私は雅な花だと思う。酒に浮かべて下さいな。どうぞ、むだには散らさないで。

 令和の典拠となったのはこの歌の冒頭にある序文です。

 今から約1300年前、九州の太宰府の長官、大友旅人邸で梅花の宴がひらかれ、32首の梅花の歌が詠まれました。それらは万葉集に収められ、この歌はその最後のものです。

 なんという優雅さ。

 杯に桜や桃、菊の花びらを浮かべて飲むのは長寿を願う習慣でした。

 太宰府は菅原道真が左遷されたくらいですから、梅花の宴に集ったのは下級役人だったのでしょう。

 1300年も以前、すでに、歌を詠み、風雅を味わう習慣が地方の役人にまで広まっていたことが分かります。

 ならば私も、と思い、早速やってみました。

 微かに梅の香りがしますが、味は変わりません。

 やはり、雰囲気を楽しむものなのでしょう。

梅の花酒に浮かべて飲すれど何か足りない平安美人  ansay


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梅の花

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酒に浮かべこそ
コメント
この記事へのコメント
2月になって梅の花の季節になります
今年は暖かで早いのでしょうか?
酒に花を浮かべてなんて想像しただけでウットリしますが現実に返って同じようにグラスに花を落としてもぜんぜんそんな気分になるような風景もなくゆったりした気分にもなれないし
何一つそれらしいものが見つかりません
時代の流れの中で色々なものが揃わないとその気分が味わえないものですね?
2020/02/04(Tue) 17:14 | URL | hana | 【編集
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