FC2ブログ
 あちこちに椿が咲いています。

 椿は日本原産の植物ですから、至る所に名所があり、近隣では川口グリーンセンターや足立区都市農業公園が有名です。

 ゆえに、古くから詩歌に詠まれ、万葉集にも何首か取り上げられました。
 
巨勢山の つらつら椿つらつらに  見つつ偲はな巨勢の春野を

川の上の つらつら椿つらつらに  見れども飽かず巨勢の春野は

 などが。

 これらはメロディーをつけて歌われていたのでしょう。

 私が若いころよく歌った、りんりんりんどうはこむらさき、という歌謡曲に言葉の導き方がそっくりですから。

 いわゆる、序詞(じょことば)というもので、現代の創作オノマトペのように自由に付け加えられたようです。

 「つらつら」は「つやつや」の意味と葉が「連なる」ことを重ねたものでしょう。

 「つらつらに」は「つくづくと」ですが、「つらつら」を前に置いて同音反復することによって勢いがつき、意味が深まり、メロディーを印象的します。

 椿は春に先駆けて花をつけ、春の到来を告げるもの。それにいち早く出会えた喜びにあふれる気持ちの表現がすごーい。

 どのように歌われていたのでしょうか。

 現代では歌会始めや曲水の宴などから推測することしかできませんが。

 もっと、朗々としていたのかなー。

 もっと軽やかなものだったのかなー。

 なお、曲水の宴は(えん)ではなく(うたげ)といいますから、意味は歌餉でありましょう。

 今も昔も宴会には歌とごちそうがつきものだったことが分かります。


DSC02529he.jpg
ご近所の椿

DSC02532gg.jpg
ご近所の椿
コメント
この記事へのコメント
 つばき咲く春なのに~♬♪
のメロデイが浮かびました。

都はるみさんの「アンコ椿は恋の花」もありましたねー👩
2020/02/20(Thu) 06:43 | URL | yukiyanagi | 【編集
寒椿は家で咲いているので11月ごろから咲き始めて未だに咲いています。
花のないときに咲くので楽しみです
鶯もつがいで蜜をつついています
毎日朝は頻繁に来ます
2020/02/26(Wed) 19:12 | URL | hana | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック