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 8月はNHKテレビで戦艦大和・武蔵、航空母艦信濃・駆逐艦雪風などの最後の様子が克明に放送されました。

 その中での言葉、「死に方ようい」が頭から離れません。

 今は平時ですから、終活でエンディングノートや遺言を準備することができます。

 特攻に向かった方たちは何もできず、「死に方ようい」という心構えだけを準備したのです。

 でも、こと心構えに関しては、平時も戦時もあまり変わりない、と思うのですがいかがでしょう。

 7月にサックス奏者の緑川さんが、8月にドラマーの西島さんが、それ以前には散歩仲間の佐藤さんが、いずれも急死しました。

 佐藤さんは、あまりにも急だったため、司法解剖され、遺体が自宅に戻ったのは3日後とのこと。

 ピンピンコロリで、いい死に方だったと仲間内では話題になっていますが、それなりの大変さがあったようです。

 私は「死に方ようい」の覚悟はできていると、口ではいっていますが、実は1つだけ死ぬ前に望んでいることがあります。

 それは何日かでもよいから、ゴミに絡まれず、悪臭から離れて過ごしてみたいということなのですが。

 知的障害の姉は物を切り刻むのが日常なので、それらが衣服や足や手にまで、まとわりつき、導線が同じなので私も同様なのです。

 悪臭はため込んだゴミや失禁の匂いです。

 私は鼻が敏感なので、旅から帰ると、玄関をあけたとたん、その匂いで安ど感を覚えるようになってしまいました。

 鼻が良くない妻が匂いのこと言わないでくれていることがせめてもの慰めです。

 「東京 高齢者の大波」の記事によると、東京の高齢者は姥捨て山さながら、地方に追いやられているとのこと。

 それはそうでしょう。

 姉に適したグループホームを近隣で探してみると20万円台、地方だと10万円台ですから。

 20数万円は私どもにはとても出せません。

 でも、地方を選んだとしても、その分、見回りに行く交通費もかかるし、医療のために逆戻りする場合もあるのであまり変わらないとのこと。

 さあ困りました。

 死んでも死にきれません。

 結局、私は姉が片付くまでは死ねないようです。


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8/28 朝日新聞 3面 「東京 高齢者の大波」
コメント
この記事へのコメント
ピンピンコロリ皆願っていること
世の中も思いもよらない疫病が世界中に広がりどこへ行ってもたすからない
毎日死の恐怖を感じながらしょうがないと思いながらいざとなると生きたいと思う
人間の本望なのかもしれない
頑張ってお迎えが来るまで生きるしかない
1日1日を精一杯生きること・・それしかできない私です
2020/09/01(Tue) 11:55 | URL | hana | 【編集
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