FC2ブログ
 新大河ドラマ「青天を衝け」をみました。

 天声人語にある通り、竹中直人の徳川斉昭が抜群の存在感を示しています。

 幕末から明治にかけての物語には井伊直弼と徳川斉昭との確執が欠かせません。

 井伊直弼のやりかたはストレート開国でした。

 徳川斉昭は誰よりも開国主義者でありながら、それを隠して尊王攘夷運動の権化となりました。

 そこには数々のやむにやまれぬ事情があったのでしょう。

 天声人語にもありますが、コレラや天然痘防止には閉鎖対策が一番ですから。

 当時の民度の問題もあったでしょう。

 風刺絵には外国人が赤鬼のように描かれていますから。

 そして、この面従腹背の考えは息子の徳川慶喜にも受け継がれ、数々の問題が発生して行きます。

 それゆえ、慶喜は二心殿といわれました。

 明治になってからも、誰よりも平和を愛し、漢詩人でもあった乃木希典は、はからずも日露戦争の功労者にならざるをえません。

 真珠湾攻撃で太平洋戦争の先陣を切った山本五十六はアメリカに留学生し、誰よりもアメリカの凄さを知り、尊敬の念を抱いていました。

 今現在、ほとんどの国民は、東京オリンピックはできないと思っているのに、上層部だけが、やっきになって政策を推し進めています。

 これらの政治姿勢はみんな、みんな徳川斉昭が先鞭をつけたのですよ。

 もし、井伊直弼がもう少し長生きをしていたなら、その後の日本の政治姿勢はもっとストレートになっていたことでしょう。

 徳川斉昭こそ、たてまえ行政の創始者なのです。 


1DSC04v015.jpg
2/17 朝日新聞 天声人語
コメント
この記事へのコメント
役人も国会議員も政府の大臣も信用出来る人間はいなくなりました・
2021/02/24(Wed) 22:44 | URL | hana | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック