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     私訳 歎異抄

   五木寛之  東京書籍


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 私が今まで読んだ歎異抄の中でもっともわかりやすいものを紹介しましょう。

 作家の五木寛之が現代文に訳したものです。

 新聞広告などでご存知のように、歎異抄は今も昔も日本の知的財産として多くの人に読み継がれています。
 
 昔といっても江戸時代には禁断の書でしたから、明治になってなってから、出版され、一般に読まれるようになったのは戦後のことでありましょう。

 私が鉾田一高生のとき、独身寮の先生方が読書会を開き、熱心に討論していたことを昨日のことように覚えています。

 高校教師でさえ、わかりにくいのですから、難解の書であることには間違いありません。

 その理由の1つは、歎異抄は親鸞自身が書いたものではなく、親鸞の亡き後、弟子の唯円が親鸞の教えが端曲解されていることをき、悲痛なまでに、その本質を伝えようとしたところにあると思われます。

 親鸞への思慕の強さがあふれるあまり、その教えをを易しく、しかも正確に伝えるためには、どうしてもいい回しがくどくなる部分があらざるを得ません。

 それは訳者の五木寛之にとっても同じでありましょう。

 そのことのために、一時、休筆をし、仏教の専門大学に入学したほどですから

 それほどの覚悟が込められた渾身の1冊が、この本なのですから、五木ファンでなくとも、これを読まなくては損というものでありましょう。

 五木寛之は出自である九州の隠れ念仏迫害の歴史に日の目を当てることこそ一生の仕事と思ったに違いありません。

 この本は、その重要な布石の1つとも思えるのですが・・・。


 13の悪人正機と思われる一部をお読みください。

 続きを読みたくなることでしょう。


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47ページ

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48・49ページ
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