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 3/21、1年がかりだったNHKこころの時代「コヘレトの言葉」が終わりました。

 1年前に「空の空 空の空 一切は空である」というテロップを見たときは驚いたものです。

 聖書の言葉だというので。

 次の回を期待しましたが、コロナ禍で収録が中止となり、第2回目が放送されたのは半年後でした。

 その後、月1回づつ放送されたので1年かかったわけです。

 たった、6時間の放送が1年がかりですよ。

 その分、重みがありました。

 「くう」は、それまで「うつろ」と訳されていたヘブライ語の「へベル」を論者の小友聡氏が「空」としたものです。

 これはパーリ語の原典から般若心経などを訳し直した中村元の功績に匹敵するものでありましょう。

 色即是空の空はパーリ語のシューンヤ、サンスクリット語のシューニャなどの、目に見えない永遠無限なるもの、が、目に見える無限である空(そら)に漢訳されたもの。

 そして、日本ではそれに、うつろ・はかなさ・むなしさ、などの意味が加わります。

 ということで、聖書も仏典も種々の言語を回り回って翻訳されているうちに伝言ゲームのように変化したものが出回っているのですよ。

 しかも、それぞれに、いろいろ余計なものが付け加えられて、何を信じていいのかわからなくなってきています。

 色即是空=空の空 空の空 一切は空である

 原点復帰をすると仏典も聖書も同じになるのですが。

 なので、原点回帰が肝心です。

 その意味での聖書は小友聡氏監修のカトリック・プロテスタント共通、聖書協会共同訳の最新版がよいようです。

 
 NHK「コヘレトの言葉」を聴取したことによってカトリックと曹洞宗の相互交流や共同研究がなされる意義がわかりました。

 18世紀イギリスの画家で詩人のウィリアムブレイクの思想的背景は「コヘレトの言葉」でありましょう。

 他にも小説「陽はまた昇る」のタイトルや、「すべてに時機がある。建てるに時があり、収穫するに時があり、植えるに時があり、癒やすに時がある」、いま米国は癒やす時なのです、とのバイデン大統領の演説は正に「コヘレトの言葉」によるもの。

そしての画面の通り、優れた宗教家はいずれも共通の概念を持っています。

 しかし、宗教界も一般社会やインターネット社会と同じく玉石混交なので安易に飛びつくことはやめましょう。


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NHK番組「コヘレトの言葉」より

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NHK番組「コヘレトの言葉」より

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NHK番組「コヘレトの言葉」より
コメント
この記事へのコメント
私も死の直前まで行ったことやその後の何年にもわたる病気で自分の行き場がなくなってすがるものと言ったら形のない祈り仏教関係の講和や仏様・仏像ですかね
生きる目標を見出すのに仏教関係の本もいろいろ読みました
目標が仕事になり現在78歳現役で今も仕事して生きています
ありがたい事です
未だに病院とのお付き合いは続いていますが生きてる限りお世話になった方々の恩を返していきたいです
2021/03/30(Tue) 16:20 | URL | hana | 【編集
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