FC2ブログ
 根子岳の峰ざくらに会いに行ってきました。

 峰ざくらは、松尾芭蕉が命がけで月山に登って愛でた、と言われる初夏に咲く種類です。


1 峰さくらの木
        峰桜の木
 一見すると雑木のようですが、


2 峰さくらの花
        峰桜の花
 可憐な花が咲いています。


My HP  「風の章――ものの見方」より

 兼好は遅咲きの桜は嫌いだという。芭蕉は好きであったであろう。最も遅く咲く峰桜を愛でるため、わざわざ月山に登るほどであるから。
 西行は「願はくば花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ」と詠んだゆえ、早咲きの桜が好きなことになるであろう。
 ということは西行も兼好も姥桜が好きであったことになる。葉が出るより先に花が開く彼岸桜などの早咲きの桜を、歯のない姥に掛けて姥桜という。ゆえに染井吉野も姥桜である。が、西行・兼好の時代にはまだ創出されていない。
 後に女盛りを過ぎても美しさや色気が残っている女性のことを姥桜というようにもなる。掛け言葉の曲解から出たようだ。今は、むしろ正解を知る人の方が少ない。
 桜は、早咲きもいいが遅咲きもいい。山桜も枝垂れ桜も、若木も古木も、みんないい。特に峰桜はどうしようもなくいい。芭蕉が命をかけて最北の月山にまで会いに行ったのだもの……。
 兼好も西行も峰桜を知っていたなら好んだに違いない。芭蕉は北国(ほっこく)の粋人(すいじん)に訊(き)かされて尋ねたのであろうが、おそらく亜高山帯植物に美的価値を見出した最初の文化人であると思われる。
 6月初め、私は信州根子岳山頂直下に咲く峰桜に会いに行く。その可憐さを愛で、清々しさを得て、また一年、生きる正気(せいき)を貰う。

           ・・・・・・・・・・・・

3 作業中          作業中

 牧場口から一登りした標高1700メートル付近に6畳ほどの小屋を造っていました。


4 小屋骨組み        小屋骨組み

 何のための小屋なのでしょう。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック